ゾンビ
いまさらだけど、先日ようやく(愛する)ロブ・ゾンビ監督の最新作『ロード・オブ・セイラム』を観た。
評価はさまざまだが、ワタシはこれ大好き。
街は暗くて地味で登場人物は下品だ。閉塞感のある空間が息苦しい。
内臓ずるずるスプラッタシーンもある。目がチカチカするサイケな演出も多い。
期待を裏切らない、ぶっとんでる超絶バッド展開だ。
だけど、にじみでて…というより、溢れだしてくるコダワリ。
Velvet Underground の曲がきいてる。
ハイジちゃんの寝室にはデカデカと、メリエス『月世界旅行』の月。
フランシス先生のお宅には、『貴婦人と一角獣』の「味覚」が。
ちりばめられる、さまざまな映画、絵画、音楽へのオマージュ。
ロブ・ゾンビ映画では、変態DJだって変態殺人鬼だって、古きよきモノクロ映画をブラウン管テレビで観る。
この余韻にまかせて!これまでにゾッとした狛犬をおみせするよ!
まずはゾンビ編だ!
ばあー。
そして、数の恐怖編!
みんなこっちを見ている。白いのもすべて狐。
みんなあっちを見ている。これはこれで怖い。
ゾンビ狛犬に関しては、じっさい目の当りにすると心も痛むし身も痛む思いだ。
Velvet Underground:Venus In Furs(1967)
この曲に合わせてハイジちゃんが踊る。