噛む飼い犬より噛まない狛犬

このごろは飼い犬とも仲がいいよ

雑談:本

欠け

いぜん、ぼろぼろになった狛犬を、ゾンビ犬としてご紹介した。 今回はとくに、身体が欠けてしまった狛犬をまとめてみます! 神社で行きあうと、なかなかどうして、目を奪われる。 薄暗い神社の、ひっそりした片隅で、 ごっそり顔が落ちている。いちど、首も…

201409

狛犬についての夢をいちどだけみたことがある。 顔がごっそりと落ちて穴になっている狛犬の写真を、撮っている夢だ。 なんだそりゃ。 夢というものにとても興味があって、昔からこちゃこちゃ調べたり読んだりしている。 小説では、内田百閒『冥途・旅順入城…

201408

せんじつ古本屋にて衝動買いを決行したんであるが、 そのうちの1冊が『マヤ・インカ神話伝説集』(松村武雄編、世界思想社)。 中南米の神話をあつめたもので、ゆるい語り口、神々はいきいきと好きかってし、残虐な場面もけろりと描写、とても面白い読み物…

201406-2

さて、凝る性格である。 知らない土地ではかならず狛犬がきになるし、同じ曲をくりかえし聴いて長年にわたり飽きることはない。 すきな小説に出会えば、その作家の作品をたてつづけに読みこむし、1冊をなんども読みかえす。 とにかく凝る。 聖地巡礼という…

はだえ

せんじつ読んだ本は、皮膚についてかかれていた。 まず、この区別を前提にする。 ①感覚(外部からの刺激を受容) ②知覚(感覚からえた情報を中枢神経系により解釈) これにしたがうと、耳や目は「知覚」としての聴覚・視覚をになっているといえる。 そして皮…

こま文ひと片

泉鏡花の文章で、狛犬を描写したものがあったので、抜粋。 (略)案内者の横面へ、出崎の巌をきざんだような、径へ出張った石段から、 馬の顔がヌッと出た、大きな洋犬(かめ)だ。長啄能猟(ちょうたくよくりょうす)――パンパンと厚皮な鼻が、鼻へぶつかっ…

めだま

うちにある本。 ルドンです。 中にはこんな図版がいっぱい。 そう、みな目がすごいのである。 なぜこんなものを引っ張りだしてきたかというと、 このごろ立て続けに観た映画で、目にまつわる表現が印象的だったため。 燃える小屋をみつめる男性のアップ。彼…