たてがみ
たてがみを鑑賞するさい、彫りのこまやかさ以外にも、みるべき点がある。(断言してみた。)
それが立体的であれば、なおおもしろいのだ!
たとえば、このような。
流れ渦まく毛並だけでもうつくしいのに、その毛先の陰翳がくっきり、
木漏れ日の陰翳とともに、狛犬をいっそういろどってくれる。
日ざしも影もすぐうつろってしまうから、その影もようをみられるのは、その瞬間そこにいる者の特権。
いつまでだって、ながめていたくなる!
なお比較対象はコチラ。たてがみが、ぺったんこ犬。
なめらかですね。
これなんて、毛というより、玉飾りでもくっついているようだ。
ぽこぽこぽこ。眼も、うしろの赤い実もまんまるで、おそろい。
えりまきとかげのような、たてがみ。
横をむくと、毛先の渦がばらの花にもみえたり。
えりまき+ばらの2段じかけ、にくいね!(子犬も躍動的でかわいいんだな)
いよいよこちらが、せんじつチョットふれた、ロールパン犬。
焼くまえの、生地をころころ巻いたロールパンにそっくりではありませんか!
いっぱいくっついている。パン屋さんだね。
たてがみ観察、なかなか愉快でしょう!
さて音楽のはなし。このPV、ミシェル・ゴンドリーが監督している。
The Vines:Ride(2004)
かれらはThe Vines。ニューアルバムをひっさげ、9/2にもどってくる!
デビュー当初は「ニルヴァーナmeetsビートルズ」なんていわれて(そういう形容、きらいなんだけど…)、
音楽雑誌のライブレポには、「クレイグ(vo.)の赤い舌がチロチロしてセクシー」とかかれていた。
その1文は、ネットもMTVもみられない田舎の女子中学生にとっては、じゅうぶんな刺激。
「セクシーって、そういうことなんだ…!」と学んだのだった。
日本ではあまり騒がれていないけど、ずっと聴けるおすすめバンド。
The Vines:Highly Evolved(2002) Get Free(2002)
もうひとつ載せちゃう。クレイグ、マジでイッちゃってる目だ。