季のもの -3
お彼岸ちかく故郷はくもり空、でした。
彼岸花きづいたら咲いていた。
神社の彼岸花は、隅でひっそりかたまっている。
このさりげなさが、こわい!
花がひらくまで存在を意識しないから、「いつのまに、そこに!」とおどろく。
真っ赤な花をつけたまま、ひょろながい茎に足を生やしてソロソロ歩いてくるさまを想像してしまう。
この狛犬の前足では、蛙がのどをひくひく、呼吸していた。
こちらはおおきな蛙!
彼岸花が球根でふえていくさまと「転移」をかけているのだとしたら、なおさらぞくっとする。
帰郷のあいだにおもしろい狛犬をタクサンみつけたので、乞うご期待だ!
ちらっとおみせして、その気にさせておこう。
き…気持ち悪い!!
ゲテモノから上品なのまで豊作だった。
ほんじつ9月23日は、故ジョン・コルトレーンのお誕生日だそう。
John Coltrane Quartet:Impressions(1963)