噛む飼い犬より噛まない狛犬

このごろは飼い犬とも仲がいいよ

はだえ -2

狛犬のスキンを撮りまくるこころみ、うっかり忘れそうになりつつ、なんとか継続中である。

 

晴れていて陰翳がくっきりだった。

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ざらざら、苔もまじってぶつぶつ。

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こちらはすべすべ。さわったときの、ここちよい感触をおもいだす。

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桃色と黄緑色。しっぽのあたりなので、うずまき。

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これは、抱えていた玉。古代遺跡みたいな紋様だ!

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どうしてこんな彫りあとになるんだろう?

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じっとみてしまう足。

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ホースはよく写りこむ常連キャラだ。 

 

<おまけ>

上のそれぞれ、どの狛犬に対応するでしょうか!

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曇りや逆光の日がおおかったので、写真がみづらくてごめんなさい。

(ん? わたしの撮影スキルの問題かな?)

 

 

Fwdslxsh:Fall(2014)

SoundcloudでEPが聴けて、どの曲も素敵なんだけど、アーティスト名なんて読むんだろう?(笑)

 

BLOW-UP

ミケランジェロ・アントニオーニ監督の映画『欲望』(1967)の原題からの、記事タイトル。

タイトルのセンスがないから、どんどん拝借していくぜ!

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自室の壁では、このポストカードは『Faster, Pussycat! Kill! Kill!』のとなりに位置している。

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巨乳だいすきラス・メイヤ―監督の映画。

 

べつに写真をひきのばした(=blow-up)わけじゃないんだけど、

狛犬のアップでいやされようという企画。

 

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うしろの提灯がいい雰囲気。

 

さいごに、とりわけ癒されるものを2つ。

 

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「うーん鳩」

 

心がほどける笑顔。

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この笑みのあたたかさで、きたる冬も寒くない! いや、寒い!

 

 

前回の記事で紹介していらい、再燃しちゃってずっと聴いていた。この曲なんて、ほんとに奇跡!

Mr.Bungle:Goodbye Sober Day(1999) 

いまはおパットンさまの別プロジェクト「Peeping Tom」を聴いているけどコレまたしびれる。

Peeping Tom:We're not alone(2006)

マイク・パットンの全プロジェクトをひとつひとつ褒めちぎってデレデレする時間をすごしてみたいなあ。

(実家からファービーをとりよせて相手をしてもらうか……)

まとめ -2

せんじつ虫歯治療をしてきた。東京の歯医者さんは、すごかった。

診察室では、先生もスタッフも「こんにちはー!」と遊園地のキャストさながらのお出迎え。

レントゲンでは、若い男性歯科医に「これ咥えてください」と口をあーんさせられ、

機械が安っぽいイッツ・ア・スモール・ワールドを流しながら、頭のまわりをぐるぐる回って撮影。

倒錯したワンダーランドみたいな経験をした。

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脳内はこんなかんじ。

 

子どものころお世話になっていたのは、おじさん先生が甲高い声でぶつぶつ言いながらぐいぐい治療する、田舎の奇妙な歯医者だった。あまり聞きとれなかったけど、奥さんの愚痴がおおかった。

 

 

2014年8~10月のまとめ!

※前回(2014年4~7月)のまとめはこちら

 

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狛犬> 

*訪問記録

・愛知:千種区 伊勝八幡宮(ぴかぴか新品犬)

    千種区 高牟神社(牡丹くわえ犬、お歯黒犬など)

・三重:津市  式内小丹神社(エクソシスト子犬)

 

*テーマ

薄あじ    ・一寸怪     ・アンティーク

こいぬ2   ・故郷のきつね  ・季節もの(蝉のぬけがら) 

季節もの(夏を見送る)     ・季節もの(彼岸花)

 

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<音楽> 

Adam Lambert:Never Close Our Eyes(2012)

Pink Floyd:One Of These Days(1971)

・Tycho:Awake(2014)

The Kinks:Set Me Free(1965)

・Joe Cocker / Leon Russell(Mad Dogs & Englishmen):The Letter(1970)

・Larsen-Feiten Band:Who'll Be The Fool Tonight(1980)

John Coltrane Quartet:Impressions(1963)

The Byrds:Turn! Turn! Turn!(1965)

Lady Gaga:Aura(2013)

・Ryn Weaver:OctaHate(2014)

・Susanne Sundfør:Turkish Delight(2010)

 

 

祝・フェイス・ノー・モア来日決定! 来年の2月がまちきれない。

Vo.のマイク・パットンさま(カリスマ変態)が、他にやっていたバンドをはってみる。

Mr.Bungle(1985~2000)、パフォーマンスも歌詞もヒドいけど曲だけはほんっっっとにかっこいい。

※さっきの歯医者での倒錯ワンダーランドイメージは、このバンドのCDから拝借した。

Mr.Bungle:Girls Of Porn(1991)

つづいて職人気質なパットンさま。Tomahawk(2000~)というバンド。

Tomahawk:God Hates A Coward(2001)

このひとほんとにブレないなあ。こんどのライブ、感激して卒倒しちゃうよ~。

稲荷 -2

前回の予告どおり、ここ最近のきつねをあつめました!

 

まずは、お気に入りのかわいいやつ。

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 ぴんと立った耳がチャームポイント。なにが聞こえるのかな~? よだれかけが短いのもかわいい。

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目がくりくり、ちんまりしていて、やさしげだ。 ぼんやりした輪郭も、やさしい雰囲気に一役かっている。

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おや、うしろからみると、眉をしかめていた!

 

ぼくのよだれかけは、長いぞ。

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よだれかけを引きずってでも、とびだすぞ! かみつくぞ! と唸っているみたい。

くちを閉じると、とたんに思慮深い表情に。

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犬にもよくある、あの口許のたぷっとした曲線がしっかりでている!

そしてお気づきだろうか、爪が……フレディさんや!

前々回の記事参照。

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呼んだ?(フレディさんいっぱいやがなー!)

 

鳥居こそあたらしいけれど、どこか廃墟じみたお稲荷さん。

煉瓦のうえにすわっているなんて、めずらしい。

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苔にむしばまれながらも、金色のひとみをじっと光らせている。

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あ、虫歯もあるね!

逆光でぼやけてしまったけれど、この台座のすぐしたの地面に、汚れた野球ボールが。

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もうあなたのものだね。

 

さいごは、ちょっとおもしろいきつねさん。

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栗をすっぱり割ったような耳、ぷにぷにの前足、ちょっと怖い目など、鑑賞ポイントはたくさんあるけれど、

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 なんと、からだの左半分だけが苔におおわれているのです。

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緑と白がきれいに半分こ。どうしてこうなったんだろう。

サービスショット。

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「              」 せりふを自由にいれてね!

 

  

お稲荷さんには、狛犬にない魅力がもりだくさん、見れば見るほど甲乙つけがたくなってくるな~!

 

 

さてここ数回にわたって、げんざい活躍中のアーティストを載せているけど、かれもいま大人気。

カントリーシンガーのルーク・ブライアンだ!

Luke Bryan:Country Girl(Shake It For Me)(2012)

かれから目が離せない個人的な理由。

1.パフォーマンスの野暮ったさが癖になる

2.よき夫、よきパパっぽい雰囲気(じっさいどうかは知らない)

3.もちろん曲も良いし口ずさみやすい

フトモモをタイトなジーンズにねじこみくねくねしていると「おお、男くさいぜ…!」と目が釘づけになる。

(たたずまいに、ロバート・ロドリゲスと通ずるものがあるよね。)

 

Halloween

きょうはなんの日?

映画『ハロウィン』でおなじみ、マイケル・マイヤーズの日でございますね!

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いちゃつくカップルを討伐したあと、電話ごしの妹の声にドキドキしている変態お兄ちゃんの図。

 

シリーズ作品がたくさんあるなかで、「わが心のマイケル・マイヤーズ」ご紹介してよいですか、この3つ。

1.ジョン・カーペンター監督『ハロウィン』(1978)

2.ロブ・ゾンビ監督『ハロウィン』(2007)

3.ロブ・ゾンビ監督『ハロウィンⅡ』(2009)

        ロブ・ゾンビの映画すきなんだもん

 

こちら、ジョン・カーペンターの『ハロウィン』より。

首をかしげるお兄ちゃん。しびれる。

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ひたすら家族を殺したい、狂った執着ここに極まるマイケル・マイヤーズ。

劇中ではひたすら妹をストーキングしている変態だけど、なぜかスマート、セクシーにみえる瞬間がある。

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音もなくおきあがるお兄ちゃん。しびれる。

 

ロブ・ゾンビ版では、かれの生い立ち、家族との関係が色濃く映され、因果や宿命がつよくえがかれる。

「マスクが誰の手をわたっていくか」「マイケルの殺しかたがどう変わっていくか」

そんなことまで丁寧に撮りながら、かれを人間として、生々しく剥く。あのすてきに悪趣味な演出で!

 

マイケルに心惹かれるのは、理解しがたさと共感、という相反する感情をいだけるからなんだろうなあ。

※この3作品以外は、やたら派手な殺人をしたり、牢屋にいれられたり(似あわない)、姪とテレパシーでつながっちゃったり、宗教団体がでてきちゃったりするので、別のひとの物語として楽しむようにしている。

『ハロウィンH20』は、ジョシュ・ハートネットやジョセフ・ゴードン=レヴィット、ミシェル・ウィリアムズジャネット・リーなどやたら豪華なキャスト、かつ20年ごしの兄妹げんかが見どころたっぷり(ジェイミー・リー・カーティスがキレキレ)で、ややおすすめ。監督は『13日の金曜日2』のスティーヴ・マイナー。

 

おっと、これからが本題のはずなのに、変態お兄ちゃんにうつつをぬかしすぎた。

今回も地元の巻、お稲荷さんを愛でよう!

まずは、この神社から。

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まゆげが童話っぽくていい雰囲気をだしている。つまさきのしなやかさも、見逃してはいけない。

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にんまりした口許。上品な、なごむ表情だ。

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お相手も、すらっとお行儀のよい姿勢。こういうたおやかさは、狛犬ではむずかしい、きつねならではだね。

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いちど首がおちたんだ。

 

つぎの神社はこちら。

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手前に供えてあるまるいのは、栗。この近所の神社にもおいてあった。

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すべすべしている。後ろ足が、かえるみたいに細く柔らかく曲げられていて、チャーミングだ。

(さっきのきつねとくらべると、わかりやすい。)

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そして、このしっぽ! まるで風船のように、ぽってりふくらんでいる。

さわりごこちよさそう、お家でひねもすなでなでしていた~い!

 

さらに、かれらの後ろにいる、きわめつけの1対。

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きゃわいい! きゃわいすぎる~! 笑ってる~!

ああ、かわいい。垂れ目がたまらん。しあわせ。たまらん。

 

 

これで帰郷編はおわり、おつきあいありがとうございました!

きつねの写真がたまってきていたので、つぎも、きつね特集かもしれません。

 

 

 

Susanne Sundfør:Turkish Delight(2010)

ノルウェーのアーティストで、Björkのバックボーカルもつとめていたらしい。めっちゃかっこいい!